【USCPA】米国公認会計士試験失敗談 ニューヨークでの初回受験

米国公認会計士(USCPA)
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今回は私が初めてUSCPAの受験をした時の失敗談をお話したいと思います。教訓は体調管理は万全に、試験の仕組みをちゃんと知ろうです。 USCPAは4時間という長丁場の試験なので完璧なコンディションでないと身が持ちません。体調不良だった場合、試験日を変えましょう。私はちゃんと試験規則を読んでおらず試験日を変えられたことを知りませんでした。

 

初めてFARの本試験を受けたのは、アビタスで受講を開始してから1年半が経った2018年1月のことでした。

当時はニューヨークに駐在していたのですが、年が明けてすぐに歴史的な大雪が降りました。ニューヨークの緯度的は青森県と同じくらいなのですが、ずっと雪が降り続くということはなく一時的に降っては止んでという感じです。

それまでにも何度か大雪は経験してましたが、この時の破壊力は凄まじくニューヨークの物流や交通が完全に麻痺してしまいました。

忘れもしない1月7日(日)に郊外にあるプロメトリックセンターで試験を予約しておりました。

大雪が降ったのはこの週の3日(水)だったのですが、如何せんニューヨークの全てが麻痺し、人や物が全く動かない状態になりました。駐在員ということでこのような混乱時には仕事にかかりっきりになります。人数が少ないこともあり何でもやらなければなりません。特に社員の安全確保は最も重要な任務でした。

あれこれやっているうちに結局3日間ほどほとんど寝ないでの対応をしなければなりませんでした。試験前日の6日(土)も結局徹夜となり、テストが確か9時からだったのでそのまま会場に向かうことになりました。さらに悪いことに寒さと疲労で発熱をし、後々分かったのですがインフルエンザでした。

悪いことは続きます。自分の車のバッテリーが上がってしまい。全く動かず修理を呼ぶといつになるか分からないので慣れない妻の車で行くことになりました。

眠気、疲労、発熱、寒さ、そして慣れない車の五重苦により道中は修羅場でした。何度か意識を失いそうになりました。妻の車は四駆ではなかったので雪道には弱く何度かスリップもしました。

何とか会場には辿りついたのですが、その時は完全に方針状態でした。4時間はとても持たないだろうと、もうこのまま帰ってしまおうかと思いましたが、高額の受験料とこれまでの努力を無駄にしたくないという思いから何とか踏みとどまり、受付に進みました。

あまりにも顔色が悪かったのかスタッフや他の受験生から「Are you OK? You really look pale.」と言われる始末です。

試験開始をクリックしTestlet 1が始まったのですが、部屋が暖かくすぐに眠気が襲ってきました。確か一番最初の問題は公会計のファンドの計算問題だったと記憶していますが、凄く難しく感じ自分の中で心が折れるのがはっきりと聞こえました。ここで完全に眠りたい>試験に受かりたいとなり半分くらいMCをやったところでギブアップをしてしまいました。

挙手をし「I feel really sick. Can I leave now?」と告げると部屋を退出しました。途中退出する場合にもTestletは全て提出をしなければいけないらしく部屋に戻って全部提出をしました。その後、スタッフから病気の場合は試験のやり直しができるからこの連絡先に電話しないさいとNASBAの連絡先をもらいましたが、後日電話したものの駄目でした。

会場を後にすると駐車場に止めてある車に乗り力尽きました。外の寒さで目が覚めると夕方になっており、少し冷静になった頭で試験ができなかったことを認識し帰路に着きました。その時の虚無感は何とも言えないものでしたね。

試験結果は25でした。逆によく25も取れたなと笑いましたね。

更に悪かったのは冴えない頭で見たMC問題が異常に難しく感じ、アビタスの教材では全く対応できないのではないかという間違った考えを抱き、他の教材を探し始めたのがその後の勉強効率を悪くしてしまいました。

このエピソードから学んだことは下記の通りです。

  • 不測の事態に対応できる心構えを常にしておく
  • 試験のマニュアルをよく読む(試験の日程を変更できることは後から知りました)
  • 体調管理は万全に
  • 主観的な先入観だけでものごとを判断しない(自分ができなかった問題だけで予備校の教材では不十分だと決めつけてしまった)
  • 雪道には気をつけよう

以上、お付き合いいただきありがとうございました。

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