今回から科目別攻略法のFARについてまとめて行きたいと思います。私がアビタスの受験生時代に見たこと聞いたことを纏めたメモをもとに重要だと思う論点を一つ一つ挙げていきます。これから受験をしようとする人のお役に立てればと思います。なお、記事内容は個人的なメモに過ぎませんのであくまでも参考としてご覧ください。この記事を参考されたことによる結果について、いかなる責任も負いかねますので何卒よろしくお願いいたします。
目次
総論:FARはとにかく勉強のボリュームが多い
FARは4科目の中でボリュームが一番多いです。これまでに簿記の基礎が身についている人でも論点の多さに圧倒されることでしょう。財務会計に加えて、日本では馴染みのない公会計という論点も出題されます。勉強法のコツはひたすら手を動かしてMC問題とTBS問題を解き続けることです。試験までに10回はトライしたいところです。
さあ、USCPAの勉強頑張るぞ!新しいテキストを前に気合を入れるあなた。
ほとんどの人はFARから学習を始めるはずです。USCPAは日本の公認会計士よりも遥かに簡単。英語力もさほど要らない。そう信じて意気揚々と勉強に臨むあなた。
一週間後にお会いすると何だか浮かない顔。どうしたの?勉強進んでる?
いやぁ。何ていうか思ってた以上に難しいかも…。
恐らく、多くの受験生がこんな経験するのではないでしょうか。
そうです。FARは簡単ではないんです。誰だ?簿記2級レベルって言ったやつ(笑)。
この試験って超難関の日本の公認会計士試験と比べられるせいで舐められてます。
難易度は違えどボリュームは税理士試験の簿記論と財務諸表論を足して、更に公会計という論点を加えたくらいあるでしょう。
でも安心してください。この試験に捻った問題はあまり出ません。
あまりに難しい問題は誰もできませんし、この試験には採点されない問題なんていうのもあります。
だから、基礎問題を何度も何度も繰り返すことで必ず突破できるんです。
自分が信じた教材を一つ繰り返すだけ。MCとTBSを10回くらい繰り返し95%を狙う。
これだけで受かります!他の教材への浮気厳禁!これは他の科目でもそうです。
それでは個別論点へ行きましょう。
会計基準 Basic Concepts of Financial Accounting ★★★★
これから個別論点に入っていきます。独断と偏見で重要度を書いてみました。★5段階で多いほど重要度が高いということにしてます。会計基準の論点は計算はありませんが、結構聞かれます。FARでの理論はこの論点くらいなのでしっかり押さえましょう。
一般に認められた会計原則
日本会計基準 JGAAP set by ASBJ
U.S.GAAPの基準体系
財務会計概念書(SFAC)
SFACの階層
1st level
Basic objectives
2nd
Qualitative characteristics
Fundamental qualitative characteristics
Relevance
Faithful representation
Enhancing qualitative characteristics
Comparability
Verifiability
Timeliness
Understandability
Elements
Assets, Liabilityなど
3rd
Recognition and measurement concepts
正直、この階層は覚えにくいので私は赤字のみ覚えました。
財務報告の目的
企業の利害関係者に資金提供を行う上での意思決定をする有用な情報を提供すること
資産、負債の変動にかかる情報を提供すること
意思決定に有用な財務報告情報の質的特性
上のSFACの階層を深堀った論点。ここは学術的なので理解よりも暗記を優先。
Fundamental qualitative characteristics
Relevance
資金提供者の意思決定に影響を与えるために以下のいずれか又は両方を提供する
Predictive value
Confirmatory value
Faithful representation
表現しようとしていることが言語と数字で忠実に表現されている(以下3要件)
Complete
Neutral
Freedom from error
Enhancing qualitative characteristics
Comparability
Verifiability
Timeliness
Understandability
認識と測定の概念
基本的前提
Economic entity 経済実態
Going concern 継続企業
Monetary unit 貨幣単位
Periodicity 期間区分
基本的会計原則
Historical cost 取得原価
Revenue recognition 収益認識
Matching 収益費用対応
Full disclosure 完全開示
制約
Cost-benefit 費用対効果
Materiality 重要性
Industry practice 業界慣行
Conservatism 保守主義
以上、第一回はここまでにします。ありがとうございました。
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